【8月30日 AFP】ロードレース世界選手権(WGP 2021)第12戦英国GPは29日、MotoGPクラスの決勝が行われ、モンスターエナジー・ヤマハ(Monster Energy Yamaha)のファビオ・クアルタラロ(Fabio Quartararo、フランス)が今季5勝目を挙げ、自身初の総合優勝へ向けて前進した。

 28日のフリー走行で転倒し、一時は歩くのもままならなかったクアルタラロだが、迎えた決勝は5周目でトップに立つと、2位に続いたチーム・スズキ・エクスター(Team SUZUKI ECSTAR)のアレックス・リンス(Alex Rins、スペイン)に2.6秒差をつけて快勝した。

 アプリリア(Aprilia)のアレイシ・エスパルガロ(Aleix Espargaro、スペイン)が3位に入り、チーム初の表彰台を獲得した。

 年間優勝を争う後続のライバルたちが苦戦したことで、65ポイントの大きなリードを築いたクアルタラロは「まだ先は長い」と強調し、「今はそれについて全く考えていないし、そうやって差を広げていくものだ」とコメントした。(c)AFP