タリバン復権でネットから姿消すアフガンのインフルエンサーら
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ザキ・アンワリ(Zaki Anwari)さん(19)は有望なサッカー選手として、アフガンのユースチームでプレーしていた。また、ファッショナブルな服を着たセルフィーをSNSによく投稿していた。
アフガンのスポーツ連盟は19日、カブール空港を離陸する米軍機にしがみ付いていて落下し、死亡した一人がアンワリさんだったと発表した。
フェイスブック(Facebook)は人権活動家やジャーナリスト、市民グループの勧告を受けて、アフガン国内の利用者が自分のアカウントを即時にロックできる新たなセキュリティー措置の導入を発表した。
米国の人権擁護団体「ヒューマン・ライツ・ファースト(Human Rights First)」はデジタル履歴を削除する方法を、アフガニスタンの公用語のパシュトゥー語とダリー語で提供した。香港やミャンマーの活動家らにも提供された情報だ。
デジタル権利擁護団体「アクセス・ナウ(Access Now)」のラマン・チマ(Raman Chima)氏は、タリバンがシャリアの厳格な解釈を採用することを考えると、比較的ありふれたオンライン上のコンテンツも危険なものと見なされ得ると指摘する。
「タリバンだけでなく国内の他の宗教過激派からも、報復の対象にされたり、信仰心がないと非難されたり、非イスラム的だとして標的にされたりする恐れがある」 (c)AFP/Jerome TAYLOR