【7月4日 AFP】ブラジル各地で4日、3日連続となるジャイル・ボルソナロ(Jair Bolsonaro)大統領に対する抗議デモが行われ、大勢が参加した。ボルソナロ氏は、新型コロナウイルスワクチンの調達に関する汚職に関与した疑惑が浮上し、調査対象となっている。

 同氏率いる政府も、同国で50万人以上の死者を出した新型ウイルスのパンデミック(世界的な大流行)への対応をめぐり調査の対象となっている。

 リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)のデモに参加した医師のリマ・メンデス(Lima Mendes)さん(47)は、「誤った判断、偽情報、うそ、今回のばかげたワクチンをめぐる汚職スキャンダルによって、50万人以上が政府に殺された」とAFPに語った。

 デモはサンパウロ(Sao Paulo)、ベレン(Belem)、レシフェ(Recife)、マセイオ(Maceio)でも行われ、「ジェノサイド(大量虐殺)のボルソナロ」や「ワクチンを肯定せよ」などと書かれたプラカードが見られた。(c)AFP