【4月14日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は13日、各地で準々決勝第2戦が行われ、チェルシー(Chelsea)はFCポルト(FC Porto)に0-1で敗れたものの、2戦合計スコアを2-1とし、2013-14シーズン以来となる4強入りを果たした。

 スペイン・セビリア(Seville)での2試合を通して完璧なゲームマネジメントを見せたチェルシーは、決勝進出を懸けレアル・マドリード(Real Madrid)とリバプール(Liverpool FC)の勝者と対戦する。

 後半アディショナルタイムにメフディ・タレミ(Mehdi Taremi)に豪快なオーバーヘッドシュートを決められたチェルシーだが、それまでは理にかなった守備でポルトを抑え込んだ。

 大半の選手がチャンピオンズリーグでの経験に乏しいことを考慮すると、チェルシーの準決勝進出はより称賛に値する快挙だ。

 メイソン・マウント(Mason Mount)やリース・ジェームズ(Reece James)、カイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)、ベン・チルウェル(Ben Chilwell)、クリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)らがこの経験を通じて学んでいると確信しているチェルシーのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、選手たちの恐怖心の無さがかけがえのないものになることを願っている。

 トゥヘル監督は「メイソンは第1戦でこの大会での初ゴールを決めた。(キリアン・)エムバペ(Kylian Mbappe)や(モハメド・)サラー(Mohamed Salah)、(カリム・)ベンゼマ(Karim Benzema)が得点すれば、それは彼らにとってこの大会での100点目や50点目になる」とコメントした。

「われわれは非常に若いチームでここに到達している。彼らは戦ったり走ったりでき、最後まで踏ん張れる。この機会を彼らにとっての冒険であるように受け止めなければならない。大きな一歩だ」

「チェルシーの準決勝進出はいつが最後か皆さん知っているだろう。われわれは4強入りに慣れていない。大きな成果」 (c)AFP