【3月28日 AFP】テニス、マイアミ・オープン（Miami Open 2021）は27日、男子シングルス2回戦が行われ、大会第28シードの錦織圭（Kei Nishikori）は7-6（8-6）、5-7、6-4でアリャス・ベデネ（Aljaz Bedene、スロベニア）に競り勝ち、3回戦進出を決めた。

　次戦は前週のメキシコ・オープン（Abierto Mexicano TELCEL Presentado Por HSBC 2021）で準優勝した第2シードのステファノス・チチパス（Stefanos Tsitsipas、ギリシャ）と対戦する。

　昨年は肘の手術からの回復に多くの時間を費やした元世界4位の錦織について、チチパスは「彼は以前素晴らしいプレーを見せていた選手」と評し、「今も非常に高いレベルに上げる力がある」と警戒した。

　チチパスの世界ランキングは現在5位だが、今大会はノバク・ジョコビッチ（Novak Djokovic、セルビア）、ラファエル・ナダル（Rafael Nadal、スペイン）、ドミニク・ティエム（Dominic Thiem、オーストリア）が欠場したことを受け、同2位のダニール・メドベージェフ（Daniil Medvedev、ロシア）に次ぐ第2シードとして出場している。

　この日はラッキールーザーのダミアー・ジュムホール（Damir Dzumhur、ボスニア・ヘルツェゴビナ）に6-1、6-4で快勝。終始相手にプレッシャーをかけながら、アンフォーストエラーを9本に抑えた一方でウイナーを18本記録し、「素晴らしい試合ができた」と満足感を示した。(c)AFP