【3月21日 AFP】20-21ドイツ・ブンデスリーガ1部は20日、第26節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は序盤に退場者を出しながらもロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)がハットトリックを決め、VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)に4-0で大勝した。

 バイエルンは前半12分、アルフォンソ・デービス(Alphonso Davies)が遠藤航(Wataru Endo)の足首を踏んでいきなりレッドカードを受けた。しかしレワンドフスキが「あれで目が覚めた」と話す通り、5分間で一気に3点を挙げると、前半終盤にはレワンドフスキがハットトリックを達成した。

 レワンドフスキはこれで今季リーグ戦のゴール数を35に伸ばし、ゲルト・ミュラー(Gerd Mueller)氏が1971-72シーズンにつくったリーグ最多40得点の記録にあと5ゴールまで迫っている。右足と左足、さらに頭での「完全」ハットトリックを決めたレワンドフスキは「とにかく一試合一試合に集中し、あと何ゴールが必要だといったことは、考えないようにしている」とコメントした。

 シュツットガルトのトーマス・ヒツルスペルガー(Thomas Hitzlsperger)最高経営責任者(CEO)は、レワンドフスキのプレーは「ワールドクラスのさらに上」だと表現している。

 バイエルンはこれで、前日アルミニア・ビーレフェルト(Arminia Bielefeld)を1-0で下した2位RBライプツィヒ(RB Leipzig)との勝ち点4差を維持した。しかしデービスと、今季5枚目のイエローカードをもらったジェローム・ボアテング(Jerome Boateng)は、4月3日の次節ライプツィヒとの大一番は出場停止となった。

 その他の試合では、アーリング・ブラウト・ハーランド(Erling Braut Haaland)が終了間際に同点ゴールを奪うなど2得点の活躍を見せたボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)が2-2で下位ケルン(1. FC Cologne)と引き分けた。

 ドルトムントは欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)出場圏内から4ポイント差の5位となっている。

 4位フランクフルト(Eintracht Frankfurt)はFWアンドレ・シウバ(Andre Silva)の2ゴールなどでウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)に5-2で大勝。VfLボルフスブルク(VfL Wolfsburg)は2-1でヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)に勝利し、3位の座を固めている。(c)AFP