【2月11日 AFP】イングランド・プレミアリーグ、リバプール(Liverpool FC)のユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督が、前月に母を亡くしたことを明かした。しかし、新型コロナウイルスによる渡航制限で自身はドイツに帰国できず、葬儀に出席することができない状態だという。

 クロップ監督の母エリザベト(Elisabeth Klopp)さんは、1月19日に81歳でこの世を去ったと報じられている。

 ドイツの地方紙シュワルツベルダー・ボーテ(Schwarzwaelder Bote)に対し、クロップ監督は「母は私の全てだった。まさに真の母親だった」と話した。

「敬虔(けいけん)なクリスチャンである私は、彼女が今、より良い場所にいることを知っている」

 感染力が高い新たな変異株の被害が大きい英国などの国からの渡航に対し、ドイツは厳格な制限を課している。

 53歳のクロップ監督は「こうしたひどい時期であるため、私は葬儀に出席できない」と続けた。「状況が許せばすぐ、母にふさわしい立派な告別式を行う」

 リバプールのツイッター(Twitter)アカウントには10日、クロップ監督の写真とハートの絵文字を添え、「You’ll Never Walk Alone(独りじゃない)、ユルゲン」と投稿された。(c)AFP