【2月1日 AFP】米大リーグ機構(MLB)が、新型コロナウイルスの影響を考慮して2021年シーズンの開幕を遅らせ、レギュラーシーズンの試合数を削減することを提案していると、米スポーツチャンネルのESPNをはじめとする国内メディアが31日に報じた。

 報道によると、MLBは選手会(MLBPA)に対して、レギュラーシーズンの試合数を162から154に減らす一方、プレーオフは拡大することで、選手が額面通りの年俸を受け取れるようにする案を示したという。また開幕日は4月1日から28日へ、2月中旬に始まる予定の春季キャンプも3月22日スタートにずらすことが提案されている。

 ESPNによれば、選手会はこの案を検討中で、リーグは2月1日までの返答を求めているという。

 ESPNが伝えた関係者の言葉によると、今回の提案は医療の専門家の助言を受けて作成したもので、国内の感染状況が落ち着いてから開幕することを期待したものになっている。

 MLBは、以前から開幕を例年より遅らせることを提案していたが、同時にシーズン終了が11月までずれ込むこと、試合数が減る中で年俸を満額支払うことには難色を示していた。(c)AFP