【1月18日 AFP】スペイン・スーパーカップ(Spanish Super Cup 2021)は17日、同国セビリア(Seville)で決勝が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はリオネル・メッシ(Lionel Messi)が同クラブでは初の退場になるなどし、延長戦の末にアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に2-3で敗れ、タイトルを逃した。

 ビルバオの劇的な優勝が確定する直前、メッシは90分に同点ゴールを挙げたビルバオのアシエル・ビジャリブレ(Asier Villalibre)に向かって腕を振り回し、退場処分を受けた。

 アントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)の2得点でスコアを2-1とし、勝利を手にしたかに思われたバルセロナだったが、ビジャリブレにゴールを許し試合を延長に持ち込まれると、93分には決勝点となる華麗な一撃をイニャキ・ウィリアムス(Inaki Williams)に決められた。

 大腿(だいたい)部の問題を払拭(ふっしょく)して先発出場を果たしたメッシは、チームが試合をPK戦に持ち込もうとする中、120分間のプレーを強いられた。

 しかし33歳のメッシは、衝突の多かったこの一戦の終盤に冷静さを失い、遅れて体を当ててきたビジャリブレを追いかけると、同選手に向かって腕を振り回した。

 アルゼンチン代表で2005年と2019年にレッドカードを経験しているメッシだが、バルセロナで退場処分を受けるのは753試合目の出場にして今回が初めてとなる。(c)AFP