【11月28日 AFP】スペイン1部リーグのFCバルセロナ(FC Barcelona)は27日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)による経済損失を埋めるため、今シーズンの選手の給与を合計1億2200万ユーロ(約151億5000万円)削減することで合意間近であると明らかにした。この取り決めは、「近日中」に選手からの承認が必要となる。

 バルセロナは本拠地カンプ・ノウ(Camp Nou)の入場料がないことに加え、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染防止対策による影響などで大きな損失に見舞われており、今回の給与削減はクラブ経営の命綱になる。

 会長代行のカルラス・トゥスケッツ(Carles Tusquets)氏は、クラブの財政状況ついて、「ひっ迫してはいなくとも、非常に深刻である」と述べた。(c)AFP