【10月29日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は28日、グループH第2節が各地で行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)はモイゼ・ケアン(Moise Kean)が後半に2得点を挙げ、イスタンブール・バシャクシェヒル(Istanbul Basaksehir)を2-0で下した。アウェーで白星を挙げたPSGは同大会での立て直しに成功したが、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)を負傷で失った。

 30分を前にピッチを後にした世界最高額プレーヤーのネイマールは選手用通路に直接向かい、すでに多くの選手が名を連ねているチームの故障者リストに加わることになった。

 ネイマールはパブロ・サラビア(Pablo Sarabia)と交代したが、PSGは同選手を欠きながらも後半の得点で勝利をものにし、現在フランスとトルコの間で外交上の緊張が続いているという背景がありながらも、試合は幸いにも何事もなく終了した。

 昨シーズン大会のファイナリストであるPSGのトーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督は、ネイマールについて「(負傷したのは)内転筋だが、大きなけがでないことを願う。彼は良い感覚でも万全というわけでもなかったから、交代した」とコメントした。

 それにもかかわらず、ホームで行われた前週の第1節でマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)に1-2で敗れたPSGはこの結果、グループHでスタートを切ることができた。

 トゥヘル監督は「チームには負傷者が多くおり、PSGの歴史上最高ではない試合に勝つために、今は奮闘するときなのかもしれない」と続けた。

「われわれはより良いプレーができるかもしれないが、現時点では難しい」 (c)AFP