【10月28日 AFP】フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)は27日、第12戦ポルトガルGP(Portuguese Grand Prix 2020)の決勝後、メルセデスAMG(Mercedes AMG)に所属するルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)のF1史上最多92勝目を軽視する発言をしたことについて謝罪した。

 ハミルトンは25日に行われた同GP決勝を制し、ミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏のF1通算91勝を上回った。

 しかし、同胞のノリスはあまり感銘を受けなかった様子で、ハミルトンのマシンが他の選手のものよりも優れていることを考えれば、同選手が大半のレースで勝利するのは当然だと示唆していた。

 20歳のノリスは自身の発言を撤回し、ツイッター(Twitter)に「謝らねばならない。メディアやインタビューで最近話した内容のいくつかは、愚かで軽率なものだった。特定の人に対し、持つべき敬意を欠いていた」と投稿した。

「僕はそのような人ではない。だから彼らだけでなく、読んだり聞いたりした全ての人にも謝罪すべきだと理解している。申し訳ない」

 モータースポーツの専門サイト「レースファンズ(RaceFans)」が伝えたところによれば、ノリスはレース後、ハミルトンについて「彼のことはただうれしく思うが、それだけ」「僕にとっては特に何の意味もない。彼は基本的に全てのレースで勝つべきマシンに乗っている。1人か2人のドライバーに勝てばいいだけ。それでも彼が自分のやるべきことをやっているのは素晴らしい」と話していたという。(c)AFP