【10月6日 AFP】全仏オープンテニス(French Open 2020)の男子シングルス4回戦で、体調不良にもかかわらずプレーしていた大会第6シードのアレクサンダー・ズベレフ(Alexander Zverev、ドイツ)は5日、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陰性だったことを明らかにした。

 世界ランキング7位のズベレフは、「新型コロナウイルスの検査で再び陰性だったことをお知らせしたい」「きのうは100パーセントではなかった。数日で回復するだろう」と自身のインスタグラム(Instagram)アカウントで公表した。

 4日にイタリアのヤニック・シナー(Jannik Sinner)に敗れた4回戦の後に「プレーすべきじゃなかった」と話し、体調が「完全に悪かった」と訴えていたズベレフは、この日ドイツ版ユーロスポーツ(Eurosport)に対して、風邪を引いていたことを明らかにした。

 ズベレフは、「気温8度で、この2週間は小雨が続いていた中でプレーしていた」「少し喉の痛みを感じていたら、風邪を引いた。熱が37度6分あった」とすると、体調不良について大会関係者に報告する義務はないと理解していたとも付け加えた。

 全米オープン(US Open Tennis Championships 2020)で準優勝したズベレフは、2日に行われた3回戦で予選勝者のマルコ・チェッキナート(Marco Cecchinato、イタリア)に勝利した後、体温が38度だったと記者団に明かし、プレーが許可されるべきだったかについて疑問を呈した。

 フランステニス連盟(FFT)は4日、ズベレフが前回の新型コロナウイルス検査で陰性だったと公表。この検査結果は先月30日に判明していた。(c)AFP