新型コロナウイルスによって明らかになったことのひとつに、「当たり前」な日常の尊さがあると思う。
買い物に行けば欲しいものが手に入り、学校に行けば友人や先生に会い勉強ができる。その「当たり前」の日々が突如「当たり前」でなくなった。
フランスでは医療従事者への感謝とロックダウンを乗り越えようという団結を示すため、夜20時になると、みながそれぞれの家の窓から拍手をした。中には外に向かって楽器を演奏する者もいた。
それは私たちが普段見逃している「当たり前」な生活への純粋な感謝であり、利害関係により様々な思惑が絡み合った現代のグローバル化した世界からは対局にあるといえる。
この写真は「当たり前」な日常の尊さ、それに感謝することの美しさを示してくれているように見える。(ペンネーム:かのん)
[明治大学]