【6月26日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)のスポーティング・ディレクター(SD)を務めるミヒャエル・ツォルク(Michael Zorc)氏は25日、来季もルシアン・ファーブル(Lucien Favre)監督がチームの指揮を執ると明らかにした。

 ツォルク氏は、27日に本拠地で行われる今季最終節の1899ホッフェンハイム(1899 Hoffenheim)戦を控え、「新シーズンも同じ体制でいく。攻撃的なプレーを続けていきたい」と語った。ファーブル監督の契約はあと1年残っているものの、チームが2季連続でバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)に次ぐリーグ2位に終わったことで、指揮官を退任するとの臆測が流れていた。

 昨季のドルトムントは、同監督の下で一時は最大勝ち点9差をつけるなど、4月まで首位を維持していたものの、最後は2ポイント差で2位に甘んじた。そして今季も再び2位になることが確定したが、バイエルンに勝ち点10差をつけられて今週末の最終節に突入することになった。

 バイエルンは現在公式戦15連勝を記録しており、そのうち5月下旬に行われたドルトムントとの直接対決を1-0で制したことが、リーグ優勝の行方を事実上決定づけた。

 現役時代にドルトムントのMFとして活躍し、24日にSDとしての契約を2022年まで延長した57歳のツォルク氏は、来季終了後にファーブル監督との契約を延長するかについて質問されると、「私たちには素晴らしい信頼関係があり、時期が来たら話をすることになる」と付け加えた。

 またドルトムントは同日、フランス・リーグ1のパリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)からベルギー代表のトマ・ムニエ(Thomas Meunier)を獲得したと発表した。移籍金はゼロで、契約期間は4年だとしている。(c)AFP