【5月2日 AFP】ロシアのウラジーミル・ヤクシェフ(Vladimir Yakushev)建設住宅相が、新型コロナウイルスに感染し入院していることが分かった。地元メディアが1日、明らかにした。この前日には、同国のミハイル・ミシュスチン(Mikhail Mishustin)首相も同ウイルスに感染したと発表したばかり。

 ロシアのインタファクス通信(Interfax)によると、ヤクシェフ氏の次官も新型コロナウイルスに感染。ロシアでは感染者が急増しており、政府幹部の間にもその波が到達している。

 ヤクシェフ氏はインタファクス通信に対し、「モスクワにある病院で、医師らの監督の下、治療を受ける予定だ」と語った。

 ロシアではこれまで、11万4431人の感染が確認され、1169人が死亡。モスクワ地域が最も多く、ロシア第2の都市サンクトペテルブルク(St. Petersburg)がこれに続く。確認された感染者数は世界で8番目に多い。

 患者が急増しているにもかかわらず、ロシア政府は今月12日以降、各地方ごとの状況に応じて、段階的に封鎖措置を緩和する可能性があるとしている。(c)AFP