墜落死ハラディ氏の遺体から薬物、事故前には曲芸飛行 報告書
発信地:ロサンゼルス/米国
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【4月16日 AFP】米大リーグ(MLB)のトロント・ブルージェイズ(Toronto Blue Jays)などで投手として活躍し、3年前に軽飛行機事故で亡くなったロイ・ハラディ(Roy Halladay)氏の遺体から、多量のアンフェタミン(amphetamine)が検出されていたことが分かった。米運輸安全委員会(NTSB)が15日、発表した。
NTSBの調査報告によれば、自らが所有する軽飛行機を操縦していたハラディは曲芸飛行した際にメキシコ湾に墜落したという。
米フロリダ州オデッサ(Odessa)の自宅近くを発ち、墜落までに約15分間飛行したハラディ氏の死因は、鈍的外傷と沈溺。
報告書の中には、ハラディ氏から検出されたアンフェタミンの量は治療水準の約10倍であり、多量のモルヒネも確認されたと記されている。
1998年から2009年までブルージェイズで、2010年から2013年までフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)でプレーしたハラディ氏はオールスターに8度出場。16年間の現役生活で通算203勝105敗をマークし、殿堂入りも果たしている。(c)AFP