【4月10日 AFP】新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によってイタリアでロックダウン(都市封鎖)が続く中、同国セリエAのACミラン(AC Milan)に所属するFWズラタン・イブラヒモビッチ(Zlatan Ibrahimovic)が、母国スウェーデン1部リーグのハンマルビーIF(Hammarby IF)の練習に参加した。イブラヒモビッチは昨年11月に同クラブの株式を約25パーセント取得しており、今後に関する臆測に拍車が掛かっている。

 伊紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)によれば、38歳のイブラヒモビッチは、今季終了後に満了となるミランとの契約を更新しない意向だという。

 ハンマルビーのリカルド・フォン・イクスクール(Richard Von Yxkull)会長は、116試合に出場したスウェーデン代表を2016年に引退したイブラヒモビッチが、決定権を持っていると述べた。

 フォン・イクスクール会長はスウェーデンの日刊紙ダーゲンス・ニュヘテル(Dagens Nyheter)に対し、「ズラタンが将来をどう考えていて、何を望んでいるのかを知ることが重要」とコメントした。

 イブラヒモビッチは今月初め、同国日刊紙スベンスカ・ダグブラデット(Svenska Dagbladet)に「俺はサッカーに関する新しいことを違った角度から学びたい。ピッチ上ではなく外側から貢献したい」と話すなど、引退後もサッカー界に残りたいという意思を明かした。

 スウェーデンにおける新型コロナウイルスの感染防止策は厳格なものではないため、イブラヒモビッチは首都ストックホルムを本拠地とするハンマルビーで練習することが可能となった。(c)AFP