【4月1日 AFP】フランス・リーグ1のオリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille)で会長を務めたパペ・ディウフ(Pape Diouf)氏が、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染し、68歳で亡くなった。同氏の家族が31日にAFPに明かした。

 アフリカのチャドで生まれたものの、フランスとセネガルの国籍を持っていたディウフ氏は、2005年から2009年までマルセイユの会長を務め、2010年にリーグ優勝を果たしたチームの土台づくりに貢献した。

 ディウフ氏はセネガルで新型コロナウイルスに感染し、入院していた。新型ウイルス関連の死者は、同国で初めてとなった。

 マルセイユの会長を務める前、ジャーナリストや代理人としても活動していたディウフ氏は、フランスで治療を受けるため31日にニース(Nice)へ飛ぶ予定だったが、健康状態が急激に悪化し、搭乗することができなかった。(c)AFP