【3月25日 AFP】バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)をはじめとしたドイツ・ブンデスリーガ1部に所属するトップクラブの選手たちが、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)の経済的影響を受けるクラブを支援するため、減給に合意したと、独紙ビルト(Bild)が24日に報じた。

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 同紙によれば、ブンデスリーガの中断が決まった13日、首位バイエルンの選手とスタッフは給与の2割カットを受け入れたという。

 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の大流行に伴い、ブンデスリーガは欧州の他の主要リーグ同様、当面の間試合が行われない予定になっており、放映権やスポンサー契約、チケット販売による収入を失っている。

 同リーグでは、ボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)の選手たちが最初に給与カットを提案し、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)やシャルケ04(Schalke04)、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)もこれに続いた。

 バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)の選手も、この件に関して経営陣と話し合いを行っている。

 また、同国サッカーリーグ機構(DFL)は同日、ブンデスリーガの中断は4月末まで延長される見通しだと明かした。当初ブンデスリーガは少なくとも4月2日まで行われないことになっていたが、DFLは今月31日の総会で、全36クラブに対して中断の延長を提案するという。(c)AFP