【2月21日 AFP】サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2019-20)は20日、決勝トーナメント1回戦第1戦が各地で行われ、フランクフルト(Eintracht Frankfurt)は鎌田大地(Daichi Kamada)が約40分間でハットトリックを記録するなどし、レッドブル・ザルツブルク(Red Bull Salzburg)を4-1で下した。

 ホームで12分に先制点をマークした23歳の鎌田は、ハーフウエーラインを抜け出して43分に追加点を挙げると、53分にはヘディングで3点目をマーク。さらにその後はパスの出し手に姿を変え、フィリップ・コスティッチ(Filip Kostic)が決めた4点目の起点になった。

 鎌田は今季プレーしたドイツ・ブンデスリーガ1部の17試合でゴールを挙げられていなかったが、ヨーロッパリーグでのゴール数はこれで6に。そのすべてが直近3試合の178分間で生まれており、今大会の得点ランキングで首位タイに浮上した。

 フランクフルトが2-1で勝利したグループステージのアーセナル(Arsenal)戦で55分から2ゴールを挙げた鎌田は、ビトリア・ギマラエス(Vitoria Guimaraes)との最終節でも1点をマークしていた。

 また、欧州主要大会における日本人選手の通算ゴール数でも、鎌田はボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)とマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で11得点をマークした香川真司(Shinji Kagawa)、また同じく11ゴールを記録しているリバプール(Liverpool FC)の南野拓実(Takumi Minamino)に次ぐ3位となった。

 昨シーズンのヨーロパリーグでは、ザルツブルクに所属していた南野がグループステージの敵地でのローゼンボリ(Rosenborg)戦でハットトリックを記録しており、チームの5-2の勝利に貢献した。

 欧州のクラブ大会でハットトリックを達成した日本人選手は少なくとも他にもう1人おり、2002年8月に行われたボローニャ(Bologna FC)とのインタートトカップ(Intertoto Cup)決勝では稲本潤一(Junichi Inamoto)が3ゴールを挙げ、当時プレーしていたフラム(Fulham)をUEFAカップ(UEFA Cup)に導いた。(c)AFP