【2月14日 AFP】イラク北部キルクーク(Kirkuk)県で13日、米軍が駐留するイラク軍の基地がロケット弾による攻撃を受けた。イラク軍と米治安筋が同日夜、AFPに明らかにした。

 昨年10月下旬以降、イラク全土に駐留している米軍と首都バグダッドにある米大使館は、20回近いロケット攻撃を受けている。

 3人のイラク治安筋によると、現地時間の13日午後8時45分(日本時間14日午前2時45分)ごろ、K1基地内の空地に多連装ロケット砲カチューシャ(Katyusha)からロケット弾が撃ち込まれた。

 イラク軍の発表によると、同基地には米軍とイラク連邦警察部隊が駐留しているが、いずれも犠牲者は出ていない。治安部隊がロケット弾を発射したカチューシャを発見した。まだ11発が装填(そうてん)されていたが、犯人は逃走したという。

 イラク治安筋はAFPに対し、カチューシャが見つかったのは基地から約5キロの地点で、多民族が居住する地域だと説明した。

 K1基地への攻撃は、昨年12月27日にロケット弾30発以上が撃ち込まれて民間業者の米国人1人が死亡して以来。(c)AFP