【1月1日 AFP】フランス外務省は12月31日、会社法違反などの罪で起訴された日産自動車(Nissan Motor)前会長、カルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)被告が保釈中に日本からレバノンに渡航した問題で、仏政府当局はゴーン被告の逃亡計画を把握していなかったと明らかにした。

 同省は、「フランス当局は彼(ゴーン被告)の日本出国について知らされておらず、出国の状況についても把握していない」とした上で、ゴーン被告の逃亡は「報道」で知ったと述べた。

 また、ゴーン被告はこれまで東京の在日フランス大使館を通じて領事支援を受けており、同大使館、ゴーン被告とその弁護団の間で「定期的な連絡」をとり続けていた。ゴーン被告の状況については、在日フランス大使館が「緊密かつ永続的に把握していた」という。(c)AFP