レバノン次期首相ディアブ氏、実務者政権樹立の意向 スンニ派はデモ継続
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【12月21日 AFP】レバノンの新首相に指名されたハッサン・ディアブ(Hassan Diab)氏(60)は20日、組閣に当たっては政治家ではない実務者を起用し、抗議デモで混乱に陥った同国を経済崩壊の危機から立て直す意向を示した。
ヒズボラ(Hezbollah)などイスラム教シーア派(Shiite)組織の支持を受けているディアブ氏の指名を受け、イスラム教スンニ派(Sunni)による抗議デモが発生。デモ参加者らは車のタイヤに火を付けて道路を封鎖し、レバノンの党派間抗争は再び激しさを増した。
工学教授のディアブ氏は、技術専門家(テクノクラート)から成る政権樹立を目指すと明言。これにより「欧米からの全面的な支持」を得てレバノンが大いに必要としている西側諸国からの援助を受け入れられるようにするとの方針を表明した。
ディアブ氏は、米政府がテロ組織として指定しているヒズボラの支援を受けていることが障害になることはないとの見方を示した。(c)AFP/Hashem Osseiran