【10月1日 AFP】ラグビーW杯日本大会(Rugby World Cup 2019)に出場しているイングランド代表のPRジョー・マーラー(Joe Marler)は、30日に開かれた記者会見で持ち前の外交術を発揮し、日本で温泉に入る際のエチケットを講義した。

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 マーラーは、英国の報道陣に対して、温泉では小さな手ぬぐいで一部分を隠すだけで通常は裸で入り、トランクスなど下着を着用して入浴するのは「日本文化に背くもの」とたしなめた。

 45-7で大勝したプールCの米国戦の前に、イングランドの選手はメディア関係者と一緒に温泉に入り、そのときに正しく服を脱いでいなかった記者に厳しく指導したという。

 両サイドを刈り上げたブロンドの髪と黒い口ひげで今大会でも目立っているマーラーは、今週末に東京で行われるアルゼンチン戦に関して聞かれた際に突然話題をそらし、文化の違いで生じる不作法について興奮気味に語り出した。

 29歳のマーラーは「明らかに君たちの多くは日本文化に背いている」と話すと、「温泉では下着をはいてはいけないことになっている。自分はベストや靴下でタトゥーを隠していたけれど、ここには何もつけないんだ」と下腹部を指さした。

「マナーを破りたくなかったからね。なおかつ水着でふらつくだなんて、ばかげてるよ!」 (c)AFP/Alastair HIMMER