【9月1日 AFP】19-20スペイン1部リーグは31日、第3節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)は2-2で昇格組のオサスナ(CA Osasuna)と引き分けた。16歳のアンス・ファティ(Ansu Fati)がリーグ史上3番目の若さでゴールを決めたが、勝利をもたらすことはできなかった。

 序盤に先制を許したバルセロナは、1点ビハインドで迎えた後半開始からファティをピッチに送り込むと、そのファティがわずか5分で同点ゴール。さらにその13分後には、こちらも交代出場のアルトゥール(Arthur Melo)がチーム2点目を決め、そのまま逆転勝利を飾るかにみえた。

 しかし迎えた終盤、バルセロナはジェラール・ピケ(Gerard Pique)のハンドでPKを与えると、1点目のゴールを挙げていたロベルト・トーレス(Roberto Torres)にこれを決められ、チームは敵地で痛み分けという結果に終わった。

 2日の市場閉幕まで、ネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)の獲得を諦めないとみられるバルセロナだが、この結果がさらなる戦力の充実に向けたクラブの危機感をいっそう募らせることになるかもしれない。

 バルセロナのクラブ・ディレクターを務めるギジェルモ・アモール(Guillermo Amor)氏は31日の時点で、交渉が行き詰まったわけではないと話し、「市場はもうすぐ閉まるが、あと数日残っている」「何も決着していないが、状況を見守っている。もちろん、最後の最後に何か起こる可能性はある。われわれは落ち着いているよ」とコメントしている。(c)AFP/Thomas ALLNUTT