【7月26日 AFP】イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)に所属するMFメスト・エジル(Mesut Ozil)とDFセアド・コラシナツ(Sead Kolasinac)が25日、英ロンドン北部の路上で車の運転中にナイフを持った強盗に襲われるも、なんとか追い払い事なきを得た。

 監視カメラの映像では、ゴールダーズグリーン(Golders Green)地区で車の隣にバイクを止めた覆面の強盗に対し、車から飛び降りたコラシナツが立ち向かっていく様子が確認できる。強盗は二人組で、コラシナツに向けてナイフを振り回しているようだった。撃退の様子は映像に捉えられており、ソーシャルメディア上で拡散されている。

 アーセナルの広報担当者は「両選手とは連絡が取れており、彼らは無事だ」と話している。

 また、ロンドン警視庁(Metropolitan Police ServiceScotland Yard)は、強盗未遂の被害報告に対応したことを認めている。

 ロンドン警視庁の広報担当者は「バイクに乗った容疑者が、車を運転していた男性から強奪行為を働こうとしたという報告が届いている」とAFPに明かした。

「運転手と同伴者はなんとかして無傷のまま逃げ、ゴールダーズグリーンのレストランに移動し、そこで警官に話しかけられた」「逮捕者は出ておらず、捜査は続いている」

 ロンドンの路上でサッカー選手が強盗に狙われるのは今回が初めてでなく、2016年にはウェストハム(West Ham)などでプレーしたFWアンディ・キャロル(Andy Carroll)が練習からの帰り道に銃を向けられ脅される事件があった。(c)AFP