【2月21日 AFP】フィギュアスケートの元世界女王カロリーナ・コストナー(Carolina Kostner、イタリア)が、来月埼玉で行われる世界選手権(ISU World Figure Skating Championships 2019)をけがのため欠場することが20日、分かった。4月に福岡で開催される国別対抗戦(ISU World Team Trophy in Figure Skating 2019)出場の可能性はわずかに残されているという。

 腰に故障を抱える32歳のコストナーは、昨年12月には脚を負傷するなど今季は大会に出場していない。

 シニア17年のキャリアで欧州選手権(ISU European Figure Skating Championships)5度の優勝を誇るコストナーは、「今シーズンがこんなことになるなんて想像もしていませんでした。当初は脚のけがで心が折れてしまいました」とコメントしている。

「でもその後、初期の休養期間以外は氷から離れた活動に専念し、時間を有効なものへと変えられました」「今はダンスも再開していて、氷上での練習を始めることができうれしく思っています」

 徐々にトレーニングを再開していると明かしたコストナーは、今季中の演技会や日本でのツアー出演に意欲を見せている。今季コストナーの演技を見ることができる唯一の公式戦は、4月11日から14日にかけて福岡で行われる国別対抗戦のみとなる。

 なお、世界選手権は3月18日から24日にかけてさいたま市で開催される。(c)AFP