ワウリンカが錦織撃破、けが乗り越え1年半ぶり決勝進出「ほっとする」
発信地:ロッテルダム/オランダ
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【2月17日 AFP】男子テニス、ABNアムロ世界テニストーナメント(ABN AMRO World Tennis Tournament 2019)は16日、シングルス準決勝が行われ、四大大会(グランドスラム)通算3勝を誇るスタン・ワウリンカ(Stan Wawrinka、スイス)が6-2、4-6、6-4で大会第1シードの錦織圭(Kei Nishikori)を破り、決勝へ駒を進めた。
2時間を超える一戦の末に錦織を倒したワウリンカにとっては、2017年5月に行われたジュネーブ・オープン(Geneva Open 2017)以来のツアー決勝進出。17日の決勝では、第5シードのダニール・メドベージェフ(Daniil Medvedev、ロシア)に4-6、6-3、6-4で逆転勝ちしたガエル・モンフィス(Gael Monfils、フランス)と顔を合わせる。
試合は一気に4-0とリードを奪った2015年大会覇者のワウリンカが第1セットを先取。逆に第2セットは0-4と錦織に先行を許し、そのまま試合を振り出しに戻されたが、最後は第3セット第10ゲームで訪れたマッチポイントで強烈なリターンエースをたたき込んで勝利をつかんだ。
2017年夏に膝に2度の手術を受け、決勝進出は約1年半ぶりとなる世界ランク68位のワウリンカは「手術後初の決勝に残れてかなりほっとする」「1週間を通して試合をこなせると知るのは本当に重要。体の調子も良いし、ここで再び決勝に来られてうれしい」と語った。(c)AFP/Bill SCOTT