トーレス弾もJ1鳥栖は準優勝、ルナー・ニュー・イヤー・カップ
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【2月8日 AFP】ルナー・ニュー・イヤー・カップ(2019 Lunar New Year Cup)は7日、香港で決勝が行われ、Jリーグ1部(J1)のサガン鳥栖(Sagan Tosu)は山東魯能(Shandong Luneng、中国)に1-3で敗れた。
この一戦で山東は先週イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)から獲得したマルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)を、負傷により起用することができなかった。
しかし3分、ブラジル人CBのジウ(Carlos Gilberto Nascimento Silva "Gil")がCKからゴールを決めると、山東は前半の残りの時間を自陣に引いて守り、鳥栖のフェルナンド・トーレス(Fernando Torres)はリズムをまったくつかめなかった。
後半開始直後、サウサンプトン(Southampton FC)でもプレーしたグラツィアーノ・ペッレ(Graziano Pelle)が山東に追加点をもたらすも、鳥栖はトーレスのヘディングでスコアを1-2とした。1点を返したトーレスはこの後、審判と口論になりイエローカードを提示された。
山東はGK王大雷(Dalei Wang、ワン・ダレイ)がトーレスのシュートを防ぎ、ファンのののしりを払いのけると、81分にはポルトガル人のペドロ・デルガド(Pedro Delgado)が3点目をマークした。
香港のサッカーファンは長年、本土である中国のクラブに敵意を抱くようになっており、中国国歌が流れる際にはブーイングをしたり、反中国政府のバナーを掲げたり、背中を向けたりする行為が頻繁にみられる。
終了間際には山東の選手が退場となるなど、試合は時折荒れ模様となり、立腹した李霄鵬(Xiaopeng Li、リ・シャオペン)監督は、退場した選手にそのままロッカールームに引き上げるよう指示した。
ベルギー代表で31歳のフェライニは先週ユナイテッドから加入し、新天地でのデビューが期待されてきた。
しかし、ここ最近のプレミアリーグを欠場した原因でもあったふくらはぎのけがの治療のため、この大会が始まる前に帰国していた。(c)AFP