【2月7日 AFP】イタリア・セリエAのナポリ(SSC Napoli)は6日、マレク・ハムシク(Marek Hamsik)の中国スーパーリーグ(1部)への移籍が延期になったと発表した。

 ナポリの歴代最多得点記録保持者のハムシクは、中国1部の大連一方(Dalian Yifang)に移籍する見通しと報じられ、11年以上所属したナポリのチームメートにすでに別れを告げたと報じられていた。

 しかし、ナポリは合意に至った移籍金の「支払い方法」に問題が発生したためハムシクの移籍は延期になったと認めたが、移籍先が中国のどのチームになるかは明かさなかった。

 ナポリはツイッター(Twitter)に、「移籍金の支払い方法が以前合意した内容と合致しなくなったため、中国クラブへのハムシクの移籍は延期になった」と投稿した。

 ハムシクの移籍金は、1800万ユーロ(約22億円)に200万ユーロ(約2億5000万円)のボーナスを加えたものになると伝えられており、中国での年俸は900万ユーロ(約11億円)になるとみられている。

 しかし、大連一方が買い取りを義務化した上でハムシクをローン契約でチームに加えようと考えていた一方で、ナポリは一括払いによる完全移籍しか認めないという。

 伊紙ガゼッタ・デロ・スポルト(Gazzetta dello Sport)によれば、大連一方は合意に至った2000万ユーロを分割で支払う姿勢をみせていたが、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス(Aurelio De Laurentiis)会長がこれを拒否したという。(c)AFP