【1月30日 AFP】スペイン1部リーグで下位に沈んでいるビジャレアル(Villarreal CF)は29日、就任から50日しか経過していないにもかかわらずルイス・ガルシア・プラサ(Luis Garcia Plaza)監督を解任し、その後任に先月契約を解消したばかりのハビエル・カジェハ(Javier Calleja)氏を迎えると発表した。

 ビジャレアルのフェルナンド・ロイグ(Fernando Roig)会長は同日、「開幕時の指揮官であるカジェハ氏を再び監督に迎え、あすから今季終了までチームを率いてもらうことにした」と記者会見で明かした。

 カジェハ氏の下、ビジャレアルは昨シーズンのリーグ戦で5位につけ、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)でも決勝トーナメントに進出したが、今季は15節までに3勝しか挙げられず17位に低迷していた。

 先月10日から指揮を執ったガルシア・プラサ監督は、その3日後に行われたヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)でスパルタク・モスクワ(Spartak Moscow)を2-0で下し、グループステージの1位通過を決めた。しかしその後は再び結果を残せず、ここまで8試合連続で白星から見放されている。

「イエロー・サブマリン(黄色い潜水艦)」の愛称で知られるビジャレアルは、ガルシア・プラサ監督が就任してからのリーグ戦で4分2敗という成績を残し、現在は下から2番目の19位に沈んでいる。また、国王杯(Copa del Rey 2018-19)でもRCDエスパニョール(RCD Espanyol)に敗れ、すでに敗退が決まった。(c)AFP