【1月23日 AFP】(更新)タイの選挙管理当局は23日、総選挙を3月24日に実施すると発表した。2014年に当時のインラック・シナワット(Yingluck Shinawatra)首相率いる文民政権が軍事クーデターによって倒されて以来、初の総選挙となる。

 同国のワチラロンコン(Maha Vajiralongkorn)国王は選挙管理委員会に投票日の決定権限を与える勅令に署名。勅令が発布された数時間後、当局者が「選挙管理委員会は本日午後に会合を開き、3月24日を投票日とすることで合意した」と発表した。

 実施日が決まったことで選挙シーズンが幕を開ける同国は、クーデターや短命の文民政権といった政治危機が相次いだ歴史を持ち、派手で騒々しい政治集会は、時には死者を伴う暴力沙汰に発展する。(c)AFP