【1月23日 AFP】全豪オープンテニス(Australian Open Tennis Tournament 2019)は22日、男子シングルス準々決勝が行われ、大会第2シードのラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)が新鋭のフランシス・ティアフォー(Frances Tiafoe、米国)に6-3、6-4、6-2で快勝し、準決勝進出を決めた。

 ナダルはここまで大物選手を破ってきたティアフォーにも容赦せず、強力かつ正確なテニスでこの一戦をわずか1時間47分で終わらせた。準決勝の相手は第14シードのステファノス・チチパス(Stefanos Tsitsipas、ギリシャ)に決まり、2試合連続で若手筆頭格の選手と対戦することになった。

 現在32歳のナダルは、24日の夜に行われる準決勝ではベストのプレーをすると述べ、4回戦でロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)を撃破した20歳のチチパスに警告を発した。

「自分の考えはいつもと変わらない。四大大会(グランドスラム)の準決勝まで来たら、簡単な相手なんて期待できない」「ステファノスは世界最高の選手の一人だ。決勝に進むためには最高のプレーをする必要があるし、そうすることを目指している」

 グランドスラム通算17勝を誇るナダルは、ノーシードながら第5シードのケビン・アンダーソン(Kevin Anderson、南アフリカ)や第20シードのグリゴール・ディミトロフ(Grigor Dimitrov、ブルガリア)を倒してきた21歳のティアフォーに格の違いを見せつけた。

 ナダルは全米オープンテニス(The US Open Tennis Championships 2018)を棄権し、足の手術を受けて以降では初の公式戦となる今大会で手がつけられないパフォーマンスを見せ続けている。

「試練を乗り越え、再びこのレベルでプレーできていること、そして今自分がここにいることを幸せに感じる」「だからこそ、朝起きたらジムに行って懸命に汗を流すんだ」 (c)AFP/Daniel HICKS