【1月13日 AFP】12日に行われたラツィオ(SS Lazio)対ノヴァーラ(Novara Calcio)のイタリア杯(2018-19 Italian Cup)5回戦で、一部のラツィオファンが人種差別的なチャントを歌う騒動が起こったが、その後クラブが発した「ありもしない、もしくはごく小さな出来事をあげつらう病気だ」というコメントが物議を醸している。

 ラツィオは4-1でセリエC(3部)のノヴァーラを下して8強入りしたが、チームの過激なファンは因縁のライバルであるASローマ(AS Roma)を口汚く攻撃し、「黄色と赤色とユダヤ人」「こっちのローマはアフリカみたいだ」とユダヤ差別的で人種差別的なチャントを歌った。

 また、9日にローマの自由広場で行われたクラブ創設119周年のイベントでファンと警察が衝突し、警察官8人が負傷し、サポーター4人が逮捕される暴力沙汰が起こっているため、チャントの中には警察を標的にしたものもあった。

 これに対して、クラブ広報のアルトゥーロ・ディアコナーレ(Arturo Diaconale)氏は、観客のごく一部にばかり目を向ける「病気」だと報道を批判している。

「スタジアムにいた98パーセントの人間はそうしたチャントを聞いていないし、私もその一人だ」「人種差別や反ユダヤ的なチャントがあれば非難するところだが、私としては、ありもしない、あったとしてもごく小さな出来事をあげつらう病気だと考えている」

 その他の会場では、王者ユベントス(Juventus)が2-0でボローニャ(Bologna FC)に勝利。ACミラン(AC Milan)は延長戦の末にこちらも2-0でサンプドリア(Sampdoria)を退け、準々決勝に駒を進めた。

 ユベントスとミランは、16日にサウジアラビアでイタリア・スーパーカップ(Italian Super Cup 2019)を戦う。(c)AFP/Emmeline MOORE