【12月24日 AFP】ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は23日、ここ5試合で4勝を挙げていたハイコ・ヘルリッヒ(Heiko Herrlich)監督を解任し、ピーター・ボス(Peter Bosz)氏を新指揮官に任命した。

 2017年にオランダ・エールディビジのアヤックス(Ajax)をヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2016-17)決勝に導いた55歳のボス氏は、昨年12月にボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)の監督をわずか5か月で解任されていた。

 レバークーゼンと2020年6月まで契約を結んだボス氏は、クリスマス休暇明けからチームを指揮することになる。ブンデスリーガは来年1月18日にウインターブレークが明ける。

 22日にヘルタ・ベルリン(Hertha Berlin)に3-1で勝利したレバークーゼンは、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)出場権獲得となる4位と7ポイント差の9位につけている。

 レバークーゼンのルディ・フェラー(Rudi Voeller)スポーツディレクター(SD)は、「チームの成長が停滞した」として17か月でヘルリッヒ監督の交代に踏み切ったと明かしている。

 47歳のヘルリッヒ監督の下でレバークーゼンは昨季、得失点差で4位にわずかに届かず5位に終わり、今季のチャンピオンズリーグ出場を逃した。

 フェラーSDは、「今季前半にあった数々の不満の残るパフォーマンスにより、われわれとしては指揮官交代の必要がある状況にあると判断した」とコメントしている。

 2017年7月、フェラーSDはボス氏をレバークーゼンに招聘(しょうへい)しようとしたが、ボス氏はドルトムント行きを決断。このためヘルリッヒ監督が指揮官に就いた。

 ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2018-19)のグループリーグを首位通過したレバークーゼンは、決勝トーナメント1回戦でロシアのFCクラスノダール(FC Krasnodar)と対戦する。(c)AFP