【12月22日 AFP】(更新)英首都ロンドンのガトウィック(Gatwick)空港で21日、新たなドローン(小型無人機)の目撃情報があり、航空便の運航が一時停止された。

 欧州有数の利用者数を誇る同空港では、19日からドローンの目撃情報が相次いだことを受け、クリスマスを目前に控える中で3日間にわたり混乱が続き、問題に対処するために軍も投入されていた。

 航空便の運航は21日に再開していたが、空港の広報担当者によると同日午後5時10分(日本時間22日午前2時10分)ごろ、ドローンとみられるものが新たに目撃されたため、滑走路は再び閉鎖された。

 ただガトウィック空港はその後の発表で、空港に配置された軍当局から「滑走路を再開しても安全だという必要な確約が得られた」として、航空便の運航が再開されたことを明らかにした。

 地元サセックス(Sussex)警察が記者会見で明らかにしたところによると、19日午後9時(日本時間22日午前6時)以降の目撃情報は50件以上に上っており、ドローンを撃墜する措置も検討されている。

 英新聞各紙は21日、この騒動を大々的に伝えた。英大衆紙サン(Sun)は、ドローンを飛行させているのは環境活動家だとの見方を報道。英紙デーリー・テレグラフ(Daily Telegraph)もまた、当局が環境活動家による抗議行動を疑っていると伝えた。(c)AFP