【12月10日 AFP】18-19イタリア・セリエAは9日、第15節の試合が行われ、ACミラン(AC Milan)は本拠地サンシーロ・スタジアム(San Siro Stadium)でトリノ(Torino FC)と0-0で引き分けた。

 7日にインテル(Inter Milan)が王者ユベントス(Juventus)に敗れたため、ミランとしては来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League)出場権を争うライバルとの差を縮めるチャンスだった。

 しかしパトリック・クトローネ(Patrick Cutrone)が86分に訪れた決定機を外し、2試合の出場停止処分から復帰したゴンサロ・イグアイン(Gonzalo Higuain)も終盤にゴールを奪うことができなかったミランは、勝ち点を取りこぼして3位インテルと3ポイント差の4位となった。

 一方、今季アウェーで負けていないトリノは、イアゴ・ファルケ(Iago Falque)とアンドレア・ベロッティ(Andrea Belotti)の決定機をミランのGKジャンルイジ・ドンナルンマ(Gianluigi Donnarumma)に阻まれて勝ち点3を奪うことができなかった。トリノはミランと4ポイント差の6位につけている。

 ミランを率いるジェンナロ・ガットゥーゾ(Gennaro Gattuso)監督は、「チャンスを逃したとは考えていない。トリノが手強い相手だということは十分承知していた」とコメント。「勝ち点獲得に満足している。パフォーマンスが悪かったとはまったく考えていない。1年前だったら間違いなく負けていた」

 ミランは、8日のサンプドリア(Sampdoria)戦でリードを守れず2-2で引き分けたラツィオ(SS Lazio)、同日に退場者を出して9人となったカリアリ(Cagliari Calcio)と同じく2-2で分けたASローマ(AS Roma)との勝ち点差を広げることもできなかった。

 首位を独走するユベントスは2位のナポリ(SSC Napoli)に8ポイント差をつけている。(c)AFP/Emmeline MOORE