【12月3日 AFP】イタリアで、窃盗犯に侵入された店の経営者が容疑者を射殺する事件があり、過剰防衛の疑いで警察が捜査している。報道によると、事件が起きた店はこれまでに38回も侵入窃盗の被害に遭っていたという。

 トスカーナ(Tuscany)州モンテサンサビーノ(Monte San Savino)でタイヤ販売店を経営するフレディ・パチーニ(Fredy Pacini)容疑者は、先月28日未明、店に侵入したモルドバ人の男(29)を射殺したとされる。

 これまで38回にわたり泥棒に入られていたパチーニ容疑者は、習慣的に店内で就寝していた。警察によると、物音で目を覚ました容疑者は、侵入者の男に向かって銃を数発撃ち、男は死亡した。窃盗犯はもう1人いたが、逃走した。

 極右政党「同盟(The League)」を率いるマッテオ・サルビーニ(Matteo Salvini)内相は、「泥棒というのは危険な仕事だ。違うか? 正当防衛は常に合法だ!」とフェイスブック(Facebook)に投稿。「私は、38回も泥棒に入られたトスカーナの店主に対する連帯を表明する」と宣言した。

 この投稿はイタリア政界に物議を醸し、左派野党はサルビーニ内相が暴力を扇動していると非難している。一方、パチーニ容疑者を支持する声もあり、ソーシャルサイトではハッシュタグ「#iostoconFredy(私はフレディと共にある)」が人気を集めている。(c)AFP