【12月1日 AFP】ボクシング、WBC世界ヘビー級王者のデオンテイ・ワイルダー(Deontay Wilder、米国)と元同級王者タイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)が30日、タイトルマッチを控えた前日計量に臨んだ。王座防衛を目指すワイルダーは、212.5ポンド(約96.4キロ)で計量をパスし、必ずノックアウトすると宣言した。

 先月28日に開かれたファイト前の最後の記者会見では、恒例のフェースオフを行った際に一触即発となり、両者が引き離される場面があったが、会場となる米ロサンゼルスのステープルズ・センター(Staples Center)の外で行われたこの日の計量も、その時と同じ不気味な雰囲気を漂わせていた。

 256.5ポンド(約116.3キロ)で計量を終えたフューリーは、上半身裸になりながらワイルダーを挑発。黒革のフェースマスクを着けて登場したワイルダーも、リングで拳を交えるのを楽しみにしていると意気込んでいる。

「トークはくだらない」「あしたが本番で、言葉よりも行動の方が雄弁だ。自分のキャリアにとって、最も重要なファイトであることは間違いないが、最も難しいものではない」「あいつよりもはるかに手ごわい相手と戦ってきた。必ずノックアウトしてやる」 (c)AFP