【11月29日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は28日、グループB第5節が各地で行われ、リオネル・メッシ(Lionel Messi)が1得点1アシストと活躍したFCバルセロナ(FC Barcelona)がPSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)に2-1で勝利し、1試合を残して首位通過を決めた。

 バルセロナはメッシとジェラール・ピケ(Gerard Pique)にゴールが生まれ、公式戦では11月3日以来となる白星を挙げた。

 オランダ・エールディビジで無敗を続けて首位に立っているマルク・ファン・ボメル(Mark Van Bommel)監督率いるPSVは、主将のルーク・デ・ヨング(Luuk de Jong)が1点を返すも、反撃はそこまでだった。

 一方、同組の試合では途中出場のクリスティアン・エリクセン(Christian Eriksen)が終盤に決勝ゴールを奪い、トッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)がホームでインテル(Inter Milan)に1-0で勝利。決勝トーナメント進出に望みをつなげた。

 マウリシオ・ポチェッティーノ(Mauricio Pochettino)監督が率いるトッテナムはインテルの強固な守備を崩そうとするも、0-0のスコアが続いた80分になるまでグループステージ敗退の危機にひんしていた。

 しかし、まさかの先発落ちをしていたエリクセンが途中出場から得点を挙げるとチームを救い、16強入りの可否は最終節にもちこまれた。

 トッテナムが過去3シーズンで2度目となるグループステージでの敗退を免れるには、この激しい試合に勝利する必要があったためその結末は劇的なものとなった。

 トッテナムはグループステージの最初の3試合で引き分けに終わり、今月初めに行われたPSVとの第4節では78分から2ゴールを奪い、なんとか早期敗退を逃れていた。

 この脱出劇でトッテナムはグループの2位に浮上し、3位のインテルと勝ち点で並んでいる。

 来月11日に行われる最終節でバルセロナとのアウェーゲームを控えているトッテナムは、この試合に勝利すれば、同日のインテル対PSV戦の結果に関係なく勝ち上がりを決めることができる。(c)AFP