【11月28日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)は27日、グループG第5節が各地で行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)がギャレス・ベイル(Gareth Bale)の活躍でASローマ(AS Roma)を2-0で下し、同組の首位通過を決めた。

 ベイルはチームに先制点をもたらすと、ルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)の2点目につながるクロスを送るなど活躍し、レアルが敵地スタディオ・オリンピコ(Stadio Olimpico)で勝利を収めた。

 ホームのローマは前半にいくつかのチャンスをふいにし、中でもジェンギズ・ウンデル(Cengiz Under)はゴールががら空きだったにもかかわらず、6ヤード(約5.5メートル)の距離からシュートを外すという恐ろしいミスを犯した。

 ローマはフェデリコ・ファシオ(Federico Fazio)のミスパスからベイルに先制点を許すと、その後失速。先週末のリーグ戦でSDエイバル(SD Eibar)にまさかの黒星を喫したレアルに立ち直る機会を与えた。

 この一戦の前にヴィクトリア・プルゼニ(Viktoria Plzen)がCSKAモスクワ(CSKA Moscow)を下したことで、ローマとレアルの勝ち上がりは決定し、この試合は組首位を決めるものとなった。

 レアルは国内リーグでの問題をチャンピオンズリーグに持ち込まず、この大会における勝負強さを再び証明することでそのチャンスをものにした。

 レアルは今季480分以上ゴールから見放され、正指揮官不在のまま2週間を過ごすなど難しいシーズン序盤を送っていたが、サンティアゴ・ソラーリ(Santiago Solari)監督は1試合を残した状況でチームを組首位で決勝トーナメントに導いた。

 レアルは24日に行われた敵地でのエイバル戦で悲惨なパフォーマンスを見せており、ソラーリ監督はこの日の勝利により安堵したかもしれない。

 一方、リーグ戦の直近5試合で1勝しか挙げられていないローマのエウゼビオ・ディ・フランチェスコ(Eusebio Di Francesco)監督にかかるプレッシャーは大きくなっており、観客席ではアントニオ・コンテ(Antonio Conte)氏が試合の行方を見守っていた。(c)AFP