【11月22日 AFP】今季限りでの現役引退を表明しているアルペンスキー女子のリンゼイ・ボン(Lindsey Vonn)が、負傷のため今季のW杯自身初戦に予定していたカナダ・レイクルイーズ(Lake Louise)大会を欠場すると発表した。コロラド州コッパー・マウンテン(Copper Mountain)で練習していた19日に転倒し、膝を痛めたという。

 ボンはツイッター(Twitter)で、「スーパー大回転の練習中に転んで膝を痛めてしまいました。良かったのは手術が必要ないこと、悪かったのはレイクルイーズ(LL)でレースできないことです。LLはW杯でも一番好きな大会だから、すごく残念。落ち込んでるけど、でもシーズン絶望ではないので!」と投稿した。

 34歳のボンは、シーズン開幕前にこれが現役最終シーズンになると話しており、レイクルイーズ大会を欠場することで、目標に掲げているインゲマル・ステンマルク(Ingemar Stenmark)氏のW杯歴代最多86勝を超えるのは少し難しくなるかもしれない。

 通算82勝でステンマルク氏の記録まであと4勝に迫っているボンにとって、レイクルイーズは2004年の初優勝以来、W杯通算18勝を挙げている相性の良い大会で、11月30日から12月2日の3レースで勝利数を積み重ねられた可能性は十分にあった。(c)AFP