【11月2日 AFP】ブラジルのジャイル・ボウソナロ(Jair Bolsonaro)次期大統領は1日、同国の在イスラエル大使館をエルサレム(Jerusalem)に移転させる意向を表明した。ブラジルは米国に続いて大使館をエルサレムに移す最大の国になる。

 ボウソナロ氏はツイッター(Twitter)に、「選挙運動中に述べてきた通り、ブラジル大使館をテルアビブ(Tel Aviv)からエルサレムに移すつもりだ。イスラエルは主権国家なので、十分に尊重しなければならない」と投稿した。

 イスラエルがエルサレム全体を首都とみなす一方、パレスチナは東エルサレムを将来の独立国家の首都とみなしている。

 パレスチナと世界の大半の意向に反する在イスラエル大使館のエルサレム移転はドナルド・トランプ(Donald Trump)米大統領に完全に同調するもので、「トロピカル・トランプ(熱帯のトランプ)」というボウソナロ氏のイメージをさらに強めた。

 イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ(Benjamin Netanyahu)首相は「ブラジル大使館のエルサレム移転を表明したわが友、ジャイル・ボウソナロ次期ブラジル大統領を称賛する。歴史的で、正しい、胸躍る措置だ!」などとする声明を発表した。

 トランプ政権は5月14日、長年にわたる米政府の政策を転換し、在イスラエル米大使館をエルサレムに移転させた。グアテマラとパラグアイが後に続いたが、パラグアイはその後、在イスラエル大使館をテルアビブに戻すと発表した。

 元軍人のボウソナロ氏は10月28日に行われた大統領選の決選投票で勝利して以来、保守強硬派の計画を矢継ぎ早に実行に移し、物議を醸している。(c)AFP/Louis GENOT