【11月1日 AFP】サッカードイツカップ(German Cup 2018-19)は31日、2回戦が各地で行われ、ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は120分にマルコ・ロイス(Marco Reus)がPKを決め、2部のウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)から3-2で劇的な勝利を収めた。

 試合は40分、香川真司(Shinji Kagawa)のヘディングをGKラファウ・ギーキエヴィッチ(Rafal Gikiewicz)がゴールラインの手前で弾くと、そのこぼれ球をクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)が押し込み、ドルトムントが先制した。

 対するウニオン・ベルリンは60分過ぎ、カウンターアタックから途中出場のセバスティアン・ポルター(Sebastian Polter)が同点弾を挙げ、その闘志を前面に出したプレーが結果として報われた。

 ドルトムントは73分、プリシッチからのスルーパスに反応したマクシミリアン・フィリップ(Maximilian Philipp)がネットを揺らし、相手の抵抗を終わらせたかに思われたが、終了直前にロベルト・ジューリ(Robert Zulj)からのクロスボールを再びポルターが押し込み、試合は振り出しに戻った。

 それでもドルトムントは延長後半アディショナルタイム、ペナルティーエリア内でプリシッチがマーヴィン・フリードリヒ(Marvin Friedrich)に倒されPKを獲得し、これをロイスがしっかりと決めた。ウニオン・ベルリンはここまで勇敢な戦いを見せたが、気迫のこもった追い上げもここまでだった。

 2度追いつかる展開から勝利したドルトムントのルシアン・ファーブル(Lucien Favre)監督は試合後、「ウニオン・ベルリンをたたえたい」と述べ、「きょうの彼らに勝利するのは非常に難しかった」と続けた。(c)AFP