【10月8日 AFP】バドミントン男子の元世界ランキング1位で、マレーシアの英雄であるリー・チョンウェイ(Chong Wei Lee)が7日、台湾で行っていたがんの治療を終えて帰国した。リーは、少なくとも数日は1人でゆっくりすることが必要だと話している。

 五輪で3個の銀メダルを獲得し、現在は世界ランク5位につけるリーは、7日遅くに自家用機でクアラルンプール近くのスバン空港(Subang Airport)へ降り立ち、窓を黒く塗った車4台の警護態勢で空港を離れたという。

 リーは地元紙ニュー・ストレーツ・タイムズ(New Straits Times)にメールを送り、「自分には休息が必要です。近いうちにメディア向けの記者会見を行います」、「みなさんとお会いする前に、何日か休息を取らせていただければと思います。よろしく」と伝えている。

 マレーシアバドミントン協会(BAM)のノルザ・ザカリア(Norza Zakaria)会長は、AFPの取材に対し、9月に鼻のがんの初期段階だと発表されたリーが順調に回復していることを明かしていた。この件に詳しい関係者によると、リーは台湾で、放射線治療を受けたという。(c)AFP