【10月8日 AFP】18-19イングランド・プレミアリーグは7日、第8節の試合が行われ、マンチェスター・シティ(Manchester City)はリヤド・マフレズ(Riyad Mahrez)のPK失敗が響きリバプール(Liverpool FC)と0-0で引き分けた。

 リバプールはシティに対してホームでは17戦無敗という中でこの一戦を迎えたが、本拠地アンフィールド(Anfield)の雰囲気はイーブンで、チームは公式戦4試合連続で白星から見放される結果に終わった。

 シティとリバプールはともに豪華な攻撃のタレントを先発させたものの、枠内シュートは合わせて4本しか打つことができず、互いにゴールを挙げられなかった。

 何事もなく決着の時が近づくなか、終了間際にリロイ・ザネ(Leroy Sane)がペナルティーエリア内でビルヒル・ファン・ダイク(Virgil Van Dijk)に倒され、シティにPKのチャンスが与えられた。

 セルヒオ・アグエロ(Sergio Aguero)がピッチを退いていたため、マフレズがペナルティースポットにボールを置いたが、左足から放たれたシュートはクロスバーを越えていき落胆の表情をみせた。マフレズはリーグ戦で蹴った直近8回のPKのうち5回を失敗している。

 シティのジョゼップ・グアルディオラ(Josep Guardiola)監督は試合後、決定的なチャンスを外したマフレズをかばった。

「彼にはPKを蹴る勇気とガッツがあった。練習では完璧なPKを蹴っているが、こういうこともある。本来のキッカーはアグエロだが、彼はすでにベンチに戻っていた。チームはとてもうまくプレーしてくれたし、試合結果を分析してもらっても構わない。昨シーズンはここで負けたが、今季は引き分けた。来シーズンは勝てるかもね」

 一方のリバプールは、ここ12日間でチェルシー(Chelsea)と2度、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)ではナポリ(SSC Napoli)と、そしてこの日はシティと顔を合わせ、ユルゲン・クロップ(Juergen Klopp)監督は厳しい日程を嘆いた。

 他の試合では、チェルシーがサウサンプトン(Southampton FC)を3-0で下し、開幕からの無敗を維持。アンフィールドでの試合が引き分けになったことで、8試合を終え無敗を続けているシティ、リバプール、チェルシーの3チームが勝ち点20で並んだが、得失点差でシティが首位に立っている。

 また、開幕後に2連敗を喫したアーセナル(Arsenal)はフラム(Fulham)に5-1で勝利。同じ街のライバルであるトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)と勝ち点18で並ぶ4位に浮上し、優勝争いに復帰した。これからプレミアリーグは国際Aマッチ開催に伴う中断期間に突入する。(c)AFP/John WEAVER