【9月30日 AFP】18-19スペイン1部リーグは29日、第7節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はGKティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)がアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)とジエゴ・コスタ(Diego da Silva Costa)の決定機を阻むなど活躍し、アトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのダービーは0-0に終わった。

 イングランド・プレミアリーグのチェルシー(Chelsea)からのローンで3年間アトレティコでプレーしたクルトワは、レアルの守護神として臨んだ初めてのダービーでグリーズマンとコスタとの1対1を封じて存在感を遺憾なく発揮した。

 レアルは前半終了間際にカウンターからチャンスを迎えたが、ギャレス・ベイル(Gareth Bale)がインサイドで放ったシュートはゴールマウスを捉えきれなかった。

 そのベイルは太ももを痛めて後半頭からベンチに下がっており、フレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督は10月2日に行われる欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のCSKAモスクワ(CSKA Moscow)戦に大きな懸念を抱えることとなった。

 両者は勝利を手にしていた可能性もあったが、ともに勝ち点1の獲得を御の字としているはずだ。この結果、開幕ダッシュに失敗したアトレティコは復調ムードを維持し、レアルは26日の前節でセビージャFC(Sevilla FC)に喫した0-3の敗戦から立て直すことができた。第7節を終えてレアルは首位FCバルセロナ(FC Barcelona)に勝ち点で並び、アトレティコは同2差をキープしている。

 ロペテギ監督は「点を取ることができなかったので勝てなかったが、われわれが一貫して優れていた」とコメントしている。

 また、指揮官はベイルについて「ギャレスは太ももに違和感があった。大事をとってベンチに下げた。あしたけがの様子を見ることになる」と話している。出場ここ7試合で4得点をマークしているベイルの不在はレアルに大きな打撃となる。

 一方、アトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は「激しい試合だった。グリーズマンやコスタにチャンスがあったが、クルトワのセーブに防がれてしまった」と相手GKをたたえた。(c)AFP/Thomas ALLNUTT