【9月23日 AFP】18-19スペイン1部リーグは22日、第5節の試合が行われ、レアル・マドリード(Real Madrid)はマルコ・アセンシオ(Marco Asensio)の得点で1-0とRCDエスパニョール(RCD Espanyol)に勝利した。

 本拠地サンチャゴ・ベルナベウ(Santiago Bernabeu Stadium)で勝利したレアルは、暫定でリーグ首位に浮上。しかしながら、今季全勝を続けているFCバルセロナ(FC Barcelona)は23日にジローナ(Girona FC)戦を控えており、その座は24時間限りになる可能性もある。

 レアルは今季公式戦6試合の中でこの一戦が最も不安定な戦いぶりで、フレン・ロペテギ(Julen Lopetegui)監督には緩さのあった守備陣にさらなる要求を突きつけることになるだろう。

 19日に行われた欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)のASローマ(AS Roma)戦からはギャレス・ベイル(Gareth Bale)とマルセロ(Marcelo Vieira Da Silva Junior)、ダニエル・カルバハル(Daniel Carvajal)が先発から外れ、カルバハルにいたってはベンチ外となった。

 カルバハルの欠場により、今夏レアル・ソシエダ(Real Sociedad)から加入したアルバロ・オドリオソラ(Alvaro Odriozola)がデビューを飾っている。また、ロペテギ監督のGKローテーション策により、ケイロール・ナバス(Keylor Navas)に代わってティボー・クルトワ(Thibaut Courtois)が出場を果たした。

 カウンターアタックでエスパニョールに攻め込まれたが、相手のシュートミスやクルトワのセーブなどでこれを切り抜けたレアルは41分、ルカ・モドリッチ(Luka Modric)のシュートのこぼれ球を拾ったアセンシオが、ファーポストにシュートを蹴り込み、先制点を挙げた。

 このゴールは一度はマテウ・ラオス(Mateu Lahoz)主審に取り消されたものの、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)によって得点が認められた。

 ロペテギ監督は「試合は緊迫して、最後の15分は主導権を握れなかった。チャンピオンズリーグ直後の試合というのは常に難しいもので、われわれはそれを分かっている」と振り返った。

 一方、同日行われた試合ではアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)が2-0でヘタフェ(Getafe CF)を下した。今夏加入したトマ・レマル(Thomas Lemar)は、全得点に絡む活躍を見せた。

 ヘタフェ戦では直近13試合で負けなし、さらに失点すら喫していなかったアトレティコだが、開幕4試合でわずか1勝のチームには大きな白星となっている。

 レマルは14分、ゴールまで25メートル強のところでアントワーヌ・グリーズマン(Antoine Griezmann)からパスを受けると左足を一閃(いっせん)。クロスバーをたたいたシュートがヘタフェのGKダビド・ソリア(David Soria)の背中に当たってネットを揺らし、オウンゴールとなった。

 後半の2点目は疑いようもなく、右から左にボールを展開し、コケ(Jorge Resurreccion Merodio 'Koke')のラストパスに反応したレマルがソリアをかわしてシュートを流し込んだ。

 その後、67分にヘタフェのイバン・アレホ(Ivan Alejo)がサウル(Saul Niguez)への危険なタックルで退場となったことで、試合の行方は決した。(c)AFP