【9月15日 AFP】男子テニス、国別対抗戦デビスカップ(Davis Cup 2018)は14日、ワールドグループ・プレーオフが各地で行われ、日本は全米オープンテニス(US Open Tennis Championships 2018)で4強に入った錦織圭(Kei Nishikori)が不在ながら、ボスニア・ヘルツェゴビナから2勝0敗と幸先が良い出だしを切った。

 大阪で行われた初日では、第1試合に登場した世界ランキング72位のダニエル太郎(Taro Daniel)が6-4、6-2、7-6(7-3)でトミスラブ・ブルキッチ(Tomislav Brkic)に快勝。25歳のダニエルは、自身を下回る同240位のブルキッチを相手に15本のエースをたたき込み、約2時間で日本に最初の白星をもたらした。

 第3セットでは試合がもつれる可能性もありながら、危なげなくタイブレークを制したダニエルは試合後、「これ以上ないプレーだった」「本当に応援が力になった。デビスカップではファンのために戦っているし、ハートでテニスをプレーしている」と語った。

 続く第2試合では、世界ランク170位の西岡良仁(Yoshihito Nishioka)が、6-4、6-3、6-3で同79位のミルザ・バシッチ(Mirza Basic)を撃破。2月に行われたイタリアとの1回戦に敗れたことで、これが4年連続のプレーオフとなっている日本が、15日のダブルスを前に大きなアドバンテージを手にした。(c)AFP